暮らしの知恵

しいたけを干して乾燥させてみた(干し椎茸の作り方)  

暮らしの知恵

こんにちは!
春が近づくと、太陽の光を使って何か干したくなりませんか?🌤️

冷蔵庫をのぞくと余っていたしいたけを見つけたので「干し椎茸を作ってみよう!」と思い立ちました。

今回は、実際にやってみた体験を交えて、干し椎茸の作り方をご紹介します。

しいたけを干す3つのメリット

① 長期保存ができる

生しいたけは冷蔵庫の場所を取るし、早く食べなきゃ…と焦ることもありますよね。
でも干すと、常温で数か月保存できるようになります(湿気を避けて保存すればOK)。
「欲しいときにすぐ使える」って、とても便利です。

② 栄養価がアップ

しいたけに含まれる「エルゴステロール」が、紫外線(天日)に当たるとビタミンDに変わります。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯を強くしてくれる栄養素です。
干すだけで栄養価が上がるなんて、ちょっと得した気分です。

③ 旨みが濃くなる

生しいたけには「グルタミン酸」が含まれていますが、干すことでグアニル酸という旨み成分が増加。
これは三大旨味成分のひとつで、干し椎茸にしか豊富に含まれていません。
料理に使うと、風味とコクがぐんとアップします。

戻し汁にも旨み・栄養がたっぷり。捨てずに煮物や味噌汁に使うのがおすすめです。

干し椎茸の作り方(実体験をもとに)

準備と下処理

  1. 表面の汚れを拭く
    キッチンペーパーで軽く拭き取ります。水洗いすると乾きにくくなるので注意。
  2. 石づきを切る
    軸の先端を切り落とします。軸も干したい場合は残してもOK。
  3. スライス or 丸ごと
    スライスは5〜6mmの厚さを目安に切ると乾きムラが少なくなります。
    丸ごともできますが、時間がかかるため初心者はスライスがおすすめ。
スライスすると結構スペースが足りなくなる、、、

干し方の手順

  1. 重ならないように並べる
    ざるやかごに重ならないように置きます。丸ごとの場合はヒダを上に向けて。
  2. 日当たりと風通しの良い場所に置く
    直射日光が当たる風通しの良い場所で干します。2〜3時間おきに裏返すと均一に乾きます。
  3. 乾燥具合をチェック
    パキッと折れたら完成!しんなりしている場合はもう少し干しましょう。

私の場合、スライスは1日半〜2日で完成。
丸ごとは4日ほどかかりましたが、香りが濃くなっていくのを感じてワクワクしました。

物干しに引っかける天し用のザル。
乾いてきた!
スライスした方は完成ですが、丸ごとはまだまだ、、、

干した後の保存と使い方

保存方法

  • 密閉容器やジップ袋に乾燥剤と一緒に保存
  • 冷暗所・風通しの良い場所に置く
  • 手作りの干し椎茸は、市販より保存期間が短め。2〜3か月以内に使い切るのが安心です。

戻し方・使い方

  • 冷蔵庫で一晩じっくり戻すと旨みがしっかり引き出されます。
  • 戻し汁は煮物・味噌汁・そばつゆなどに活用できます。
  • 余った戻し汁は製氷皿で冷凍保存しておくと便利です。

やってみて気づいたポイント

  • スライスのほうが断然使いやすい
    乾くのが早く、戻すのも簡単。次からはスライス一択です。
  • 天気と湿度に左右されやすい
    曇りや湿度が高い日は乾きにくく、カビが出ることも。
  • 裏返すタイミングが大事
    真夏の強い日差しでは、裏返さないとざるにくっついてしまいました。

最初は2,3時間で一度ひっくり返してみてくださいね。そのあとは結構適当なタイミングでOK!

おすすめの道具

読んで「やってみたい!」と思った方のために、干し椎茸づくりに便利な道具を紹介します。

  • 乾燥ネット・干し網:ベランダや室内でも使える便利グッズ。

おわりに

手作りって少し手間はかかりますが、そのぶん達成感もひとしお。

香りや食感が生しいたけとはまったく違って、だしの味わいが深くなるのを実感しました。
子どもに見せたら「しいたけ、ちっちゃくなっちゃった!」と大笑い。
ちょっとした理科実験みたいで、親子で楽しめるのも魅力です。

読んでいただき、ありがとうございました。

chiezouをフォローする
ちえぞうの日々

コメント

タイトルとURLをコピーしました